インフレって何?経済の仕組みをドラクエ10で説明 [ゆるい相場の見方]

2018年7月4日水曜日

ドラクエ10


今回はなるべく難しい話にならないように心がけつつ、インフレについて説明していきたいと思います。

ドラクエ10の経済の仕組みを中心に自分なりに説明しつつ、インフレがいいことなのか悪いことなのかについても独自の見解を書いていけたらいいなと思います。

経済用語などを極力使わないようにしたいので、逆に細かい部分まで正確に説明できないところもありそうなのでご了承下さい。

あと、私自身はもちろんドラクエ10のスタッフではないので、正確なデータなどは持っていませんし、そういう部分を担当している人の方針もわからないので、ここでの見解が正しいとは限らないことなども考慮して、あまり真に受けずにざっくりと見て頂ければと思います。

いつもの通り、そんなに画像とかもなく文字だけでわかりにくいところもあると思いますのでご了承下さい。

それではまずはインフレについて説明してみたいと思います。


※画像は今回の記事とは関係ありません。

インフレって何?

インフレとはインフレーションの略で、簡単にいうとお金の価値が下がることです。

よく物価が上がることと言われがちですが、それも間違いではありません。

例えば100円のカップラーメンが中身はそのままで150円に値上がりしたとします。

物価が上がったのと同時にこれまでは50円玉2枚と交換できたカップラーメンが50円玉3枚必要になっているので、お金の価値が下がったという見方をすることができます。

ここでは超わかりやすく説明するために色んな要因を省きます。

世の中に流通しているお金が増えすぎてしまうと、お金の価値が下がってしまうため、物の値段が上がるのです。

これがインフレです。

ドラクエ10の経済の仕組みみたいなものを説明しつつ、もう少し具体的に考えてみたいと思います。

ドラクエ10のゲーム内でお金が増える仕組みと減る仕組み

ここからはドラクエ10の経済がどのように成り立っているかざっくりと考えていきたいと思います。

抜けてる部分とかもあるかもしれないので、あまり真に受けない感じで見て頂ければと思います。

ドラクエ10のゲーム内には、いわゆる中央銀行のような機関がありません。

預かり所にゴールドを預けることはできますが、あれは金庫にしまっているのと同じようなことで、銀行に預けているのとは結構違いがあります。

預けてても利子とかもらえませんからね。

ではドラクエ10のゲーム内にどうやってお金が供給されているのか考えてみますと、最初に思いつくのは日替わり討伐でしょうかね。

今だとだいたい4万ゴールドもらえる日替わり討伐が人気になっています。

討伐して各町にいる兵隊さんに報告すると4万ゴールドがアストルティアに供給されます。

他にもスライムレースの賞金とか、手に入れたアイテムを店売り(バザーではない)するとその金額がアストルティアに供給されます。

あとドラクエ10では金額は少ないですがフィールドにいるモンスターを倒した時にもお金が増えます。

試練ではモンスターを倒した時でもそこそこもらえたりもしますね。

他にも色々とありますが、こういうのが積み重なって、アストルティア内のゴールドが増えていきます。

逆にゴールドを回収する仕組みもあります。

バザーに出品する時に10ゴールドかかりますし、売れた時に5%の手数料を差し引かれるようになっています。

住宅村の土地を買う時もアストルティアからお金が減ります。

レンダーヒルズは3000丁目に4ヶ所の土地があるので、1つ1億ゴールドなので全部売れれば1兆2000億ゴールド回収していることになります。

他にもリーネの合成屋でアクセの合成をすると、リーネがゴールドを回収していて、1日10億ゴールドくらいの時もあるそうです。

店売り(バザーではない)のアイテムを買う時もゴールドが回収されています。

これらのアストルティアに供給されるゴールドと回収されるゴールドのバランスが、インフレになったりデフレ(デフレーションの略でインフレの逆の意味)になったりする要因になりそうです。

ではここからは具体的な数字を元にして、ドラクエ10でインフレやデフレがどのようにして起こるかを考えていきたいと思います。

インフレは悪いこと?

例えば5キャラコースでプレイしている人が5キャラでそれぞれ日替わり討伐の4万ゴールドを受注してクリアして合計で20万ゴールドを受け取ったとします。

その時アストルティアのどこかで、バザーで400万ゴールドの装備が売れれば、400万の5%で20万ゴールドが手数料で回収されているので、プラスマイナスゼロになっています。

こんな風にアストルティアに供給されているゴールドと回収されているゴールドのバランスが保たれている限りインフレもデフレも起きないようになっています。

それでも何億も持っていて休止していたり引退してしまった人がいるなどの要因も影響してくる部分もあり、結構色んなことが複雑に絡み合っています。

でも、おそらくですが、アステトルティアはゴールドという単一通貨なので、もし過剰なインフレが起きても対応しやすいかと思います。

便利ツールのジェムとかも少しは影響がありそうですが、よほど設定を間違えない限りはゲーム内の経済が崩壊するほどにはならなそうです。

一部ではRMT(リアルマネートレード)でゴールドと実際のお金を交換する違反者もいるかもしれませんが、アカウントがバンされたりゴールドを凍結したりするのはインフレ抑制の方の効果になりそうです。

これらのことを踏まえますと、1キャラ100万から200万ゴールドくらいもらえた当初のスライムレースはインフレになるんじゃないかと懸念している声をよく聞きましたが、その辺はむしろそれくらいまでなら大丈夫というデータがあったのではないかと思いますし、実際にインフレになったとしても対応はそれほど難しくないというのが運営の本音だったのではないかなと察しています。

それでもバージョン4になってからスライムレースの賞金は半減してしまったのは、そういうのはディレクターが担当しているのかわかりませんが、担当している人が変わったりして方針も変わっただけのことではないかなという気がします。

ドラクエというブランドのイメージを考慮すれば、あまりインフレになったりしてバザーの手数料を上げるとかの対応はしたくないということもあるのかもしれません。

具体的なデータはわからないため、なんともいえませんが実際はレンダーヒルズの土地代だったり、バザーでの手数料でスライムレースの賞金は結構回収しているんじゃないかなと思います。

スライムレースで賞金をもらったら普段買わないようなちょっといい装備を買おうと思う方も多かったのではないでしょうか。

モーモンバザーだと手数料はかかりませんが、これも多くのプレイヤーは旅人バザーで買ってそうなので大丈夫かなと思います。

これを説明するのはちょっと難しいのですが、インフレやデフレに関しては、ゴールドがプレイヤー間で行ったり来たりしていることと、アストルティアでゴールドが供給されたり回収されたりしていることは分けて考えることが大事です。

なので、キラキラを拾ってバザーで売っても、売れた時に手数料は回収されていますが、買った時のゴールドはプレイヤーからプレイヤーに移動しているだけなので、経済という視点から見た時は特に問題はありません。

キラキラを店売りするとアストルティアにゴールドが供給されることになります。

店売りが多いとインフレ要因になるかもしれませんが、バザーで取引するとむしろインフレ抑制になっています。

もしそれでもインフレが過剰に起こるようなら店売りの時の値段を下げたり、バザーの手数料を上げたりすることで調整が可能になります。

ドラクエのブランドイメージのためにこれをやりたくない場合は他の手段で対応するか、インフレ自体が起きにくくするかというのが担当者の方針になるかと思います。

インフレ自体は悪いことではないと思いますし、単一通貨なので調整もやろうと思えばできると思うので、過去のスライムレースかそれ以上にゴールドを配って大盤振る舞いするのか、そういうのをしたくないので抑え気味にしたいのかは担当者の方針によるものが大きいのかもしれませんね。

むしろインフレよりも対応が難しいのはデフレのような気がします。

デフレの方が怖い可能性もあり

実際の世界の経済とかもそうなのですが、ここ20年近く経済はデフレになってきていて、日本なら日銀、アメリカならFRB、ヨーロッパなら欧州中央銀行とか色んなところが金融政策をしています。

実際の経済の話は置いといておきたいところですが、ちょっとだけ中央銀行の役割について説明したいと思います。

すごくざっくりとした例えですが、インフレが火事だとすると中央銀行はその火消しのような役割を持っています。

でもデフレはその逆ですから、火事が起きなすぎて、消防が油を撒いたりして火事が起きやすくしているようなものです。

本来とは逆の役割をしなくてはいけないような状況ですから、これがいかに何十年も経済が良くならないかを表しているかと思います。

火事の例えはあまり良くないかもしれませんがわかりやすく説明するために使いました。

ドラクエ10の経済でもデフレになることの方が危険というか、その時はゲーム内が活性化していない可能性もあるので、商売としても危なくなる可能性もあるかもしれません。

デフレ対策をするとすればスライムレースを毎週開催したりして、賞金も10倍にしたりとか、日替わり討伐も100万ゴールドにするとかですかね。

それでも誰もあまり使わないような状況になってたら末期症状かもしれません。

そしたら3回攻撃できる隼の剣改の上位互換の武器とか、全属性耐性のローブとかすごい装備の効果で経済を活性化させていくしかないかもしれません。

ゲームならそういう風にゲーム内での価値の高い装備やアイテムを実装するという対策が残されているので、よほどゲーム自体の人気がなくならない限りはデフレもある程度は対策することはできそうです。

リアルの経済はもっと複雑な要因が絡み合っているためデフレ対策が難しいようです。

ゲーム内の経済については、教えて青山さんのコーナーとかでやってくれると面白そうですが、具体的な数字とかは公開しにくいと思うので、やらないかもしれないですよね。

スライムレースなどで1キャラ200万くらいずつ配った時に、インフレになるという声を多く聞いたので、レンダーヒルズの土地代とかでも回収していますし、意外とドラクエ10はその辺のこともよく考えて作られていて、経済が崩壊したりしないようにしているのではないかと思うところもあったので、ざっくりと説明してみることにしました。

釣り老師の報酬とかでも結構いい金額をもらえたりもしますね。

むしろインフレを恐れず、こうした大盤振る舞いをもっと積極的にしてくれて、プレイしていて楽しければその方がいいなと思ったりもします。

ただし冒頭の方にも書きましたが具体的なデータなどは知らないため、無責任な内容になっているところもありますのでご了承下さい。

それでは今回はこの辺で終わりにします。

読んでくださってありがとうございます。

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