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今回はバージョン4.1のストーリーの6回目の記事になります。
1回目の記事はこちらです。
その1【動画あり】栄光の勇者と消されし盟友[ネタバレ注意]
今回もメインストーリーそのものについての記事と動画なので物語の根幹を揺るがすような壮絶なネタバレではない場合でも気にする方はご注意下さい。
動画の方でちょくちょく細かく場面が飛んでいるのは他のプレイヤーがなるべく映らないように配慮してるところなので少し見辛いところもあるかもしれませんがご了承下さい。
メインストーリー以外の記事や動画が見たいという方がいましたらこちらも見てみて下さい。
動画あり『白箱からやばい装備が出た件』
他にも様々なジャンルの記事や動画がありますので見て頂けると嬉しいです。
ヴィスタリア姫の決意
ヴィスタリア姫の部屋に入るとちょうど何か文書のようなものを書いていて、それがヴィスタリア姫の父(ファルエンデ国の国王)にカミルのことを許してもらうための内容であることなどが語られています。
アルヴァンとの婚約も解消して、平和になったらファルエンデ国へ帰ることにしたヴィスタリアですが、魔王との決戦が明日の朝だと知って、部屋を出ていきます。
多分ヴィスタリア姫は神儀の講堂で怪我をしているので部屋の中で安静にしているように言われたりして外からの情報が入ってこなかったとかの理由なのでしょうか。
ヴィスタリア姫にしてみれば、せっかく婚約を解消することを決めたのにアルヴァンが魔王に勝ったらおそらく結婚する流れでしょうし、急いで結婚する気がなくなったことを伝えなければいけません。
宴の会場になっている玉座の間からアルヴァンを連れ出したのか、アルヴァンとヴィスタリア姫は別の部屋で婚約解消に向けた話し合いを始めています。
ここでアルヴァンが不死の魔王を倒すまで愛だの恋だの考えられませんし、と言っているところはある意味ではカミルと真逆の心境のような気がするのでそれについてはもう少し後の方でも書きます。
細かいところですが、ヴィスタリア姫はさっきは主人公に平和になったら故郷に帰ると言っていましたがアルヴァンには怪我が治ったら帰ると言っています。
もっと細かいところですが、それに対してアルヴァンは魔王討伐から戻ったらファルエンデ国までヴィスタリア姫を送ると約束しています。
ちょっと会話が噛み合っていないと思うのは、魔王討伐から戻ってきてもヴィスタリア姫の怪我が治っているとは限らないという点です。
おそらく勇者であるアルヴァンの並外れた自己治癒力の感覚で、それくらいの怪我なら戻った頃に治っているだろうと思ったのかもしれません。
既にストーリーや王家の迷宮をプレイ済みの場合は、ここでアルヴァンが約束している場面がちょっとせつない感じになるのではないでしょうか。
他にもアルヴァンは平和になったら妹のフェリナと思う存分、遊んであげるという約束をしている場面を見た時もそう思いました。
ヴィスタリア姫はカミルが秘術を使って犠牲になろうとしていることをアルヴァンに伝えます。
カミルから口止めされているのですが、「はい」と「いいえ」の選択画面であっさり「はい」を選んで教えてしまいました。
多分「いいえ」を選んでも事実を知っているヴィスタリア姫もいるので隠し通すことはできなさそうです。
カミルはヴィスタリア姫が怪我で療養中なのでアルヴァンと会うことはないと考えていたのかもしれませんがちょっと詰めが甘かったようです。
これはカミルに直接話しをしなければということでアルヴァンは部屋を出て行きます。
残されたヴィスタリア姫も自分の部屋に戻ろうとしますが、この時にヴィスタリア姫がよろけているのに手を貸さずに1人で部屋に帰らせている主人公の姿が妙に印象に残ります。
ヴィスタリア姫の部屋はすぐ近くですし、部屋まで担いで運んでも良さそうなものですが、視線だけヴィスタリア姫の方を向いてそっと見送ります。
ただ主人公がヴィスタリア姫を担ぐ動作をムービーに入れるのは想像以上に手間がかかりそうです。
種族によって作り替えないといけないでしょうし、特に小さなプクリポが担ぐモーションを作るのは難しそうです。
なのでヴィスタリア姫のセリフに「自分ひとりで部屋に戻れるから大丈夫」的なことを入れておけば良かったんじゃないかと思います。
勇者と盟友
多分これも玉座の間にいたカミルをアルヴァンが連れ出したと思うのですが、アルヴァンとカミルはお城のテラスにいます。
グランゼドーラ城で何かあったらとりあえずテラスだろうと思って最初に行ってみたら、本当にテラスでした。
アルヴァンはどうしてもカミルと2人きりで話さないといけないことがあるということで、テラスからアルヴァンはペガサスに乗り、カミルは飛竜に乗ってどこかへ行ってしまいます。
ここはカミルがちょっと警戒すべきポイントだったような気がします。
既にテラスで2人きりで話している状況だったので、2人きりで話すことがあるなら主人公に出ていってもらえばいいはずです。
それをわざわざ遠くまで行って話し合うということなので、カミルからすればもしかしたら自分が秘術を使って犠牲になることがバレてしまったんじゃないかと警戒しても良さそうなところですが、不器用で詰めが甘いところがあるので素直に応じてしまいます。
で、先程書いたアルヴァンとカミルの心境が真逆なんじゃないかと思ったのは、アルヴァンにとっては魔王を倒すまで愛だの恋だの考えることはできないという点ですが、カミルはどのように思ったのか勝手に考えてみたいと思います。
カミルにしてみれば過去に武術大会でファルエンデ国の次期国王であるヴィスタリア姫の兄を試合中に殺してしまい、その場で死刑になることがわかった時点で人生が終わったと覚悟しているはずです。
それを試合をたまたま見に来ていたアルヴァンに止められたことで死刑を免れることになりました。
カミルにとっては愛だの恋だの考える以前に人生そのものが終わってしまい、なんとか生きていますが不死の魔王や魔王軍と戦うことでしか自分の価値を見いだせない状況ではないでしょうか。
周囲からはアルヴァンとカミルは相思相愛と思われているところもありますが、アルヴァンの方はヴィスタリア姫という婚約者がいたり、魔王を倒すまではそういうのは考えたくないという心境です。
一方カミルの方は案外そんなにアルヴァンを恋愛対象としては見ていなくて、命を救われたことや勇者として役割であったり人柄の方に惹かれているという可能性がありそうです。
男性というよりは人として尊敬しているというニュアンスもありそうです。
それでもカミルがアルヴァンに思いを寄せているとすれば、それは魔王を倒した後にアルヴァンと付き合うとかの方向ではなくて、そういう思いを押し殺したまま遠くでアルヴァンを見守るような感じになるんじゃないかと思います。
そういう意味では魔王と戦うためにアルヴァンと一緒に過ごしているこれまでの状況こそがカミルにとっては隠し通したアルヴァンへの恋愛が叶っているような状況で、魔王が倒されればアルヴァンとは疎遠になってしまい、会うこともそれほどなくなってしまいます。
恋愛は平和になってからというアルヴァンと、平和になるまでアルヴァンと一緒に行動することができる盟友のカミルの心境が真逆なんじゃないかと思った理由はそんな感じです。
勇者であり王子でもあるアルヴァンは魔王を倒してからがある意味では普通の人としての人生の始まりでもあった訳ですが、死刑になる寸前だったカミルは人生を諦めているようなところもあり、その辺の対比みたいなものが上手く描かれているんじゃないかと思います。
あとどうでもいい話ですがヴィスタリア姫はアルヴァンだけじゃなくて王様やお妃様にも破談の話はしておいた方がいいんじゃないかと思いました。
決戦当日
結局、2人は戻って来ないまま不死の魔王との決戦の日を迎えます。
この時ジュテ国王から昨日のお礼ということで報酬をもらうのですがちいさなメダル100枚と4万ゴールドというのが切ないです。
魔王軍との戦いで経済的にも疲弊しているとはいえ、4万ゴールドは日替わり討伐の1日分の報酬と変わらない額です。
不死の魔王を倒すための秘術を探す手伝いをするという重要な役割を果たした報酬としては少ないです。
せめて黄金の花びら(店で10万ゴールドで売ることができるアイテム)くらいは欲しかった気がします。
アルヴァンから口止めされていた兵士がきちんと約束を守って、太陽が天頂に登ってから(正午をすぎてからということでしょうか)魔王の討伐にはアルヴァン1人だけで向かっていることがわかります。
ここでカミルは魔王を恐れて逃げ出したなどの悪評が広がります。
大臣が秘術を使う者は命を犠牲にするということを彫刻家から聞いて知っていたことなどを語っていますが、それでどうしてカミルが悪者になってしまうのかがよくわかりません。
決戦前夜に同じ話を聞いたアルヴァンはカミルが犠牲になるつもりなのがわかったのに、城にいる人たちはなぜかみんなカミルが逃げ出したという解釈をしてしまいます。
ここにいる1人だけでも、カミルが秘術を使って犠牲になることを知ったアルヴァンがカミルを魔王の城に行かせなかったと察しても良さそうなものです。
どうしてわざわざ秘術を使った者の命が犠牲になる事実が発覚しているのに、城の人間はみんなカミルが逃げ出したと解釈するのかが謎でした。
お城にいる人たちがこの事実を知っているという話の設定が不要というかミスのような気がします。
あくまで勇者と盟友の間だけでしか知らない事実とかなら急にカミルがいなくなって悪者扱いされるのはまだわかるのですが、冷静に考えてみると城の人間まで知っていてカミルを擁護する人が誰もいないというのは異常なことです。
正確には擁護している兵士もいるのですが、カミルが犠牲になることを知ったアルヴァンがカミルを魔王城に行かせなかったと解釈している人がいませんでした。
この辺りは話が詰まっていないというか、制作に余裕がなかったのかなと思ったりもします。
ここのシーンではアルヴァンの妹フェリナが気を失って倒れてしまい、お妃様のエメリアが「誰かあれ!フェリナを部屋に運んでたもれ!」と言っているのが印象的でした。
この「あれ!」の使い方は漫才師の三四郎の小宮の使い方と同じですね。
エメリアは昔の貴族の口調というか巫女っぽい口調なので気になっていましたが、ここではその巫女っぽい口調が更に強く押し出されている感じがします。
ここもよく見るとかなり変な場面なんですよ。
フェリナが倒れてエメリア妃が誰か運んでくれと叫んでいるところに黒猫のチャコルがあらわれるのですが、門番の兵士はのんびりと扉を開けて猫を部屋から出しています。
普通はこの門番あたりがフェリナに駆けつけて運ばないといけないですよね。
そして部屋から出て行った猫を追う形で主人公も倒れたフェリナを放っておいて部屋を出てしまいます。
王様の話とかも終わっていません。
倒れているフェリナを周囲の人たちがただ見ているのを後にして、勝手に猫を追いかけて行くことになります。
ちょっと待て!どこへ行くんだ!とも誰も言ってくれません。
制作の期間とかに追われていてうやむやにしてしまったのでしょうか。
せめて門番が倒れたフェリナを運んでいる時にチャコルに気が付いて、フェリナを運ぶついでに開けた扉から猫が出て行くようにしたり、王様とチャコルの間に既に何かしらの出来事が生じていて、部屋を出て行ったチャコルを追いかけるように主人公に頼むなどのくだりが2つくらい必要なんじゃないかと思いました。
もう一度書きますがこのシーンはよく見るとかなり変だと思います。
黒猫チャコルを追いかけて
フェリナが倒れて、王様の話も終わっていない状況で、それらを全部放置して、黒猫チャコルを追いかけることになります。
ピンク文字になっているNPCに話しかけるとどこへ行ったのかわかるようになっていますが、途中から謎のおっさんも黒猫を追いかけているという話を聞くことができます。
チャコルがおっさんを追いかけているのではなくて、おっさんが猫を追っているのです。
最終的には見張りの塔までおっさんと猫が行ったというのですが、同じ方向にロヴォス高地もあるのに、この兵士はなぜロヴォス高地ではなく見張り塔まで行ったと断言できるのかもちょっと謎です。
見張り塔の上へ行くと、猫のほうが手前にいて、おっさんの方が先に塔の上にいます。
おっさんは宴にも参加していたキャプテン・シュトルケでした。
なぜシュトルケがチャコルをここまで追いかけて来たのかはよくわかりません。
シュトルケは黒猫にもモテると意味不明なことを言っていますが、追いかけたのはシュトルケの方です。
勝手に話を補足すると、多分メレアーデの姿で先にシュトルゲの前にあらわれて、シュトルケにこれから猫が出てくるので追いかけて下さいとかお願いしたんじゃないでしょうか。
一応シュトルケは「お姫様から黒猫までオールラウンドにモテモテのこのオレ」と言っているので、メレアーデを見てどこかのお姫様と勘違いしたか、その時のメレアーデが会場に紛れるためにお姫様の格好をしていたのかもしれません。
そういう理由でもないとただ単純におっさんが猫を追いかけて遠くの見張り台まで来てしまったというのはいくらシュトルゲが変わり者でもあり得ないような気がします。
それかもしかすると1000年前に出てきた黒猫は5000年前の黒猫チャコルとは見た目が似ているけど別物という可能性もあるのですが(例えばフェリナ姫の魂が具現化したものだとすれば気絶してから黒猫があらわれたのが説明できなくもない)、この辺はきりがないのでそこまで触れないことにします。
それかもしかすると1000年前に出てきた黒猫は5000年前の黒猫チャコルとは見た目が似ているけど別物という可能性もあるのですが(例えばフェリナ姫の魂が具現化したものだとすれば気絶してから黒猫があらわれたのが説明できなくもない)、この辺はきりがないのでそこまで触れないことにします。
そしてシュトルケは四代術師の1人で破邪船の使い手だったということで、破邪船に乗り込んで魔王城に行くことが可能になります。
これ自体はかなり予想外だったので面白い展開だと思いました。
ハリセンボンの近藤春菜に似ているフルッカや500年前のエルジュの先祖で破邪船師だったということなんでしょうかね。
だいぶ前のことなので覚えていませんがエルジュの破邪船に似た感じでしょうか。
フルッカの方はスワン型だったと思います。
異なる破邪船に3回も乗ることになるのはアストルティアでも主人公1人だけの体験だと思います。
破邪船に乗って不死の魔王城に着いたところまでで今回の動画が終わります。
普通にストーリーをプレイしている時は気にならなかったのですが、動画を何度か見たり記事にしているうちに、ところどころに違和感があったので書いてみることにしました。
バージョン4から前期後期制がなくなり、限られた期間内でストーリーを制作しなければならず、大変な部分がこのような形で出てきてしまっているのかもしれません。
勝手に情報の補足のようなことも書きましたが、これはあくまでも妄想的なことなので間違っていることもあると思いますので軽くスルーして頂けると何よりです。
あと内容に対する批判めいたことも記事には書いていますが、ドラクエ10のストーリーは個人的には高く評価していて面白いと思っていますので、こうすればもっと良かったのにという意見なのでこれも軽く流して頂ければと思います。
次回以降もバージョン4.1のメインストーリーの動画と記事になる予定です。
今回はこの辺で終わりにします。
読んでくださってありがとうございます。
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