プロデューサー交代についてじっくりと考えてみました [座談会についても]

2018年8月27日月曜日

ドラクエ10

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今回はドラクエ10のプロデューサーがよーすぴさんから青山さんに交代することになったことについてじっくりと考えてみたいと思います。

他のことを優先してたら少し遅くなってしまいましたが、その分なるべく独自の見解で書いていきたいと思います。

先日の夏祭りで行われた堀井さんと歴代のPとDとの座談会についてもじっくりと考えてみます。

開発者座談会以外でも参考したものもありますので、こちらにリンクを貼ります。

開発運営だより44号

電ファミニコゲーマー【齊藤陽介×藤澤仁×ヨコオタロウ×安藤武博:座談会】

※外部リンクなので見れなくなっていたらすみません。

あと最近トラシュカ関連の記事で青山さんのハドソン時代の話などをたまたま記事にしていたのでここに貼りたいと思います(ただしトラシュカ2018の実装前の記事です)。

トラシュカが面白いと思う理由

開発者座談会のメンバーとその関係性など

まずは座談会に参加している人物と現役&歴代の主要なスタッフさんについて少し紹介してみたいと思います。
 左からVジャンプの副編集長に出世したサイトーブイさん、前プロデューサーのよーすぴさん、ドラクエの生みの親の堀井雄二さん
 左から現ディレクターの安西さん、テクニカルディレクターからプロデューサーになった青山さん、前ディレクターのりっきーさん、最初のディレクターの藤澤さん
 開発初期に携わっていた現FF14のPとDを兼任している吉Pさん

 あとここにはいませんが青山さんのあとにテクニカルディレクターを引き継いだ西岡さんの名前も記事に出てきます。

まずディレクターを退いている藤澤さんとりっきーさんの近況ですが、藤澤さんはスクエニを退職して他のゲーム会社にいる(ネット上で情報が出てしまっていますがここでは触れません)ようです。

りっきーさんは今色んなことをしているところで来年くらいにこんなことをやっていると言えたらいいなという感じらしいです(スクエニにはいるんでしょうね)。

堀井さんがりっきーさんに進捗状況を聞いているようにも見えたので、間違っているかもしれませんがおそらくドラクエ関連の可能性もありそうです。

主要なスタッフ&元スタッフの相関図的な話

コミックの最初の方みたいにわかりやすく相関図を表示したいところですが、面倒くさがりで申し訳ないのですが文字で説明したいと思います。

ざっくり書いていきたいと思いますので間違っているところとか微妙にニュアンスが異なるところもあると思いますのでご了承ください。
  • エニックスの社長から堀井さんにドラクエオンライン化の話がくる
  • 最初はよーすぴさんとアシスタント2人くらいで始めた
  • よーすぴさんが失業していた安西さんを採用した
  • 藤澤さんはドラクエ9の開発で抜けたり戻ったりしていた
  • 安西さんが吉Pとりっきーさんを採用した
  • 青山さんはスクウェア側にいた
  • 吉Pさんが天才プログラマーがいるということで青山さんに加わってもらうことにした(ハドソン時代に同じ会社にいた)
  • 吉Pさんより青山さんの方が先輩で年上(ハドソンで一緒のプロジェクトになったことはなかった)
  • 開発のかなり早い段階で合宿が行われた(堀井さんも参加。青山さんはこの頃まだ参加していない)
ここからは座談会などを見てスタッフ同士の関係性がわかるようなエピソードを記入していきたいと思います。

時系列的に前後したりしてめちゃくちゃになりそうですがご了承ください。

よーすぴさんは以前DQXTVでエニックスに入社して間もない頃にバトルエンピツを作るためにおじいちゃんとおばあちゃんがやっているような鉛筆工場を訪ねたみたいな話をしているので、相当前から会社にいるんでしょうね。

ドラクエ10の開発で藤澤さんがバトル班とライブ班の振り分けをよーすぴさんにお願いしたところ、バトル班が藤澤さんと吉Pさん、ライブ班が安西さんとりっきーさんになったが、結局、吉Pさんと安西さんを入れ替えることになったそうです。

ライブ班ではりっきーさんの上司が吉Pさんという関係だった(スクエニに入ったのは吉Pさんの1ヶ月後にりっきーさんの順番らしい)。

ちなみにどうでもいいですがりっきーさんの前の会社はかなりのブラック企業だったらしいです。

堀井さんは基本的に怒らないが、たまに不機嫌になることはあるらしいですね。

よくDQXTVでよーすぴさんとりっきーさんがこんなこと言ったら堀井さんに怒られると言ったり、藤澤さんがドラクエ9の時に堀井さんに怒られたみたいな話を聞いたことがあるのですが、いわゆるブチ切れとかではないようですね。

スクウェアとエニックスが合併した頃、よーすぴさんがスクウェアのシステム(POLと言っていたのでプレイオンラインかな)についての説明会に参加した時に、難しそうな話を難しそうに説明していて、この人とは友達になれないないだろうなと思ったのが青山さんだったらしい。

その時によーすぴさんが挑発的な発言をしたそうで、青山さんも何だこいつはと思ったらしいです。

藤澤さんにとって堀井さんは師匠なので別格だが、堀井さん以外で1番尊敬しているのは青山さんらしい。

青山さんはドラクエ10のサービス開始直後、サーバーの負荷を手動で調整して、なるべく落ちないようにユーザーにチャットで知らせていたりしていたそうですね(その時、私はまだプレイしていないのでわからなくてすみません)。

あと青山さんはDQXTVが始まった当初、生放送だと聞いてそんなことしている場合かとブチ切れていたらしい(吉Pさんからの話ですが)。

りっきーさん(顔が白い疲れた青年)は面接でファイナルファンタジーを作りたいと言っていて、FFのディレクターが採用したかったようですが、ドラクエ10に欲しかったので安西さんが採用したようです。

他社も受けていた、りっきーさんは当時借金がうん百万あり、先に給料がもらえるところに行きたいということで通常は2週間くらいかかるところをよーすぴさんが人事部にかけあって1日で返事をしたようです。

安西さんは吉Pさんの面接の時の態度が忘れられないようです(すげーのが来たと思ったらしい)。

りっきーさんがディレクターになった頃、バージョン2のストーリーは3つの蝶を集めるところまでと言われ(どうでもいいですが8B会議室で)、魔王を倒すまでがドラクエじゃないかと言ったところ、よーすぴさんがディレクターが言っているんだからやれるようにしようとスタッフを説得したようです。

ここからはよーすぴさんから青山さんにプロデューサーが変わったことについて、個人的な見解なども含めて書いていきたいと思います。

今回のプロデューサー交代はポジティブな出来事

まずはプロデューサーがよーすぴさんから青山さんに変更になったことで、その周辺の役割が変わったところもありますのでその辺のことも書いていきたいと思います。

テクニカルディレクターだった青山さんがプロデューサーになったことで、リードプログラマーだった西岡さんという方がテクニカルディレクターになり、青山さんはプロデューサーに専念することにしたそうです。

安西さんにとって西岡さんは前の前の前の前の会社にいた時の後輩なのだそうです。

堀井さんがスタッフに斉藤さんが多かったのにどんどん斉藤がいなくなっていると言っていたのが印象的でした(スタッフではないけどサイトーブイはいますが)。
よーすぴさんがいなくなることで安西さんは自分が1番の古参になってしまうのが嫌だなーと言っていたのも印象に残りました(自分が辞める時まで全力で頑張るといっていたのでいずれ辞める可能性もあるのかなと思いました)。

これらのことも含めて、上記にリンクを貼った開発者だよりや他の座談会の記事を読んだ上で思ったことなどを書いていきたいと思います。

ネット上でよーすぴさんがプロデューサーを辞めたことでネガティブな意見なども見たのですが、どちらかといえばポジティブな出来事だったんじゃないかなと個人的には思っています。

別にゲーム業界とかスクエニについて詳しいことは知りませんので、あくまでもランキングの下位のブロガーが思った無責任な話として見て頂ければと思います。

ネット記事の方の座談会では、FF側に関わったスタッフさんが過去作のスタッフを訪ねて話を聞いたことが印象に残りました。

ざっくりいうとスクエニにとってドラクエやFFは経験を積んでステップアップをするような場として考えているところがあり、ずっとドラクエやFFばかりやっていては本人にとっても後から入ってきたスタッフにとってもあまり良くないみたいな話がありました。

そういう意味ではドラクエ10はナンバリングで初のオンラインゲームということもあり、大きなプロジェクトでもあるのでよーすぴさんがプロデューサーになったのも納得ですが、おそらくある程度したらプロデューサーを誰かに任せて離れることは当初から考えていたのではないかと思います。

これはよーすぴさんが好きか嫌いかという感情の話ではなくて、よーすぴさんが抜けた方がプラスになる部分もあるからなんじゃないかなと思います。

ドラクエ10は6年を過ぎたMMOでこれからプレイヤー人口が急激に増えるということはなかなかなさそうです。

具体的な数字は知らないですし生々しくなりそうなので控えますが、仮にドラクエ10の売り上げが落ちたとしてもよーすぴさんが他のことでそれ以上の売り上げを出せば会社全体として見た時にその方がいいということになります(一応って言ったら怒られそうですがりっきーさんも)。

よーすぴさんだから予算を獲得できたという意見もネットで見ましたが、おそらく青山さんだから予算が減らされるということはまずないと思いますし、減らされたとしてもそれは6年を過ぎたMMOだからなどの他の理由ではないかと思います。

ドラゴンクエストはナンバリング作品が出るのに数年はかかりますから、例えばドラクエ6(SFC)→ドラクエ7(PS)→ドラクエ8(PS2)→ドラクエ9(DS)→ドラクエ10(当初はWiiのみ)→ドラクエ11(3DS,PS4)と出る度に別のハードになっていることの方が多いくらいなので、その時々で求められるゲームの質だったり技術的なものも違ってくることがありそうです。

堀井さんや鳥山先生や杉山先生などはドラクエブランドらしさでそのままが良さそうですが、確かにスタッフさんはドラクエだけに留まるよりはそこで学んだことを別の作品で生かしていくのがいい面もあるんだろうと思います。

ドラクエ10は今後も何年か続く予定なので、そういう意味でも人が入れ代わったりして何かを挑戦する場所という位置付けにもなっているのかもしれません。

私自身ドラクエ10をいつまで続けるかわかりませんが、ほとんど初めてのMMOでこんなに長く続けているのも初めてなので、いつの間にかスタッフさんの名前まで覚えてしまって、辞めたり交代するのが気になってしまうのもこのゲームが初めてですし、なんだか不思議な感じで見守っていきたいと思います。
どうでもいいですが、開発者座談会のあとのエンディングで話をしていた初心者大使の大山さんも一瞬スタッフっぽく見えてしまいました。

これ以上のことを書くと、長くなってしまいそうなので今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

読んでくださってありがとうございます。


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