開発・運営だより第47号を読んだ感想 [月額料金の実質値下げはデメリットもある]

2019年7月14日日曜日

ドラクエ10

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いつもありがとうございます。

今回は開発・運営だより第47号を読んだ感想についてです。

先日のDQXTVでのプロデューサー夜話を文字に書き起こした内容になっていますが、あらためて読んでみて思ったことがあります。

その中に、今年の秋に予定されている消費税の増税があってもドラクエ10の月額料金を据え置くという内容もありました。

便利ツールのジェム課金が露骨になったり、今後はDQXショップで時短に繋がるようなアイテムを販売する方針に比べると、月額料金については実質値下げとなり喜ばしい話ではあります。

ただし、月額料金の実質値下げについてはデメリットもあると思うところがあったので、その辺の話もしたいと思います。

念のために補足しますが、デメリットがあると思うことと月額料金の実質値下げに反対するかどうかは別のことだと思います。

月額料金の据え置きに反対している訳ではありませんのでご了承下さい。

今回もネガティブな内容が含まれているので、そういうのを見たくない場合は無理して読まないようにお願い致します。
利益ってのは売り上げから費用を差し引いたものなんだよ、って、商人トルネコの画像を使ってまで説明してましたね。

夜空には、なげきムーンがいます。

念のためですが、運営に批判的なことを書くと、騒いでいるとか駄々をこねているとか落ち着けなどと言われている気がしますが、騒いでもないし理不尽な要求をしているつもりもないし落ち着いていると思っています。

開発・運営だより第47号を読んだ感想 [月額料金の実質値下げはデメリットもある]

上の画像にもありますが、利益を増やすためには、売り上げを伸ばすことと費用を減らすことのどちらかか両方ができていなければいけません。

ゲーム業界に限らずだと思いますが、特にゲーム開発は人件費が占める割合が多いという説明もありました。

それについて、このような感じで見解が語られていました。

開発・運営だより第47号(外部リンク)
人件費(費用)を減らさずに売り上げを伸ばすことで利益を上げていくという方針のようです。

例として、開発者を10人→9人にするよりも、10人のままでこれまでの1.1倍のものを提供できるようにしたいということのようです。

これ自体はいい話だと思っています。

課金要素を増やしながら開発者も減らしてしまえば、利益は伸びますが、説明にもある通り開発力は低下してしまいます。

バージョン4のストーリーなどではマップの使い回しが多いので、既に開発力が落ちているようにも見えますが、ストーリーの追加は前ディレクターの時よりも倍くらい早い間隔になっています。

そういう意味では、内部の人間ではないので、実際の開発力の増減はわかりかねますが、現状は開発力が上がった分はゲームのクオリティよりも開発のスピードの方に振り分けられている側面があるのかなと思います。

今年中に発売予定のバージョン5が始まってからも開発に遅れが出ないように、新しい世界などを作り上げて、今はじっくりとストックを蓄えている時期なのかなと想像するのですがどうなんでしょうかね。

バージョン4の時は、開発力が上がったとしてもアプデ間隔の早さで相殺されていたかもしれないので、真価が発揮されるのはバージョン5以降になる可能性は秘めています。

ただ、月額課金をしているプレイヤーの数が減少するようだと課金要素が増えて売り上げが伸びても、減少した分の補填になってしまうので、その辺のバランスは難しいのかもしれません。

ましてや10年後以降も続けるとなると、今のうちに取れるところからは取っておかないと、というのはわからなくもないです。

実はプロデューサー夜話の回は、ある実況プレイヤーのミラー放送で見たのですが、安西Dのいい話のくだりの時は、その人がたくさん喋ってて聞き取れなかったので、別の放送をさきほど見直して確認しました。

で、本題に入りますが、月額料金の実質値下げにデメリットがあると思ったのは、その利益の説明のくだりでです。

たとえ話ではあるのですが、人件費を削りたくないということは、逆にいうと人件費を増やす方向性でもないと読み取ることができます。

つまり、10人のスタッフがいたとして、欠員が出たら補充すると思いますが、売り上げが伸びても11人にする方向性ではなさそうということです。

でも課金要素はこれからも増えていく方針なので、1人あたりのスタッフの負担は、その課金要素の開発や運用やメンテナンスなどの分だけ増えることになります。

そうなると課金要素に労力が向かう分、ゲーム自体の開発力は落ちることになるので、ゲームのクオリティが下げるという懸念があります。

昨日の記事にも書いたのですが、便利ツールでの不具合が優先されて、ゲーム内の不具合や案内が遅れてしまうということが既に起きてしまっています。

ズバリいうと、消費税が上がっても月額料金が変わらないのは実質的な値下げではあるものの、サービスの質も落ちるというデメリットもあるのではないか、ということです。

おそらくグレンのコイン屋に練習札を追加し忘れた件は、まだドラクエ10がバージョン1の頃で便利ツールがなく課金ショップもなかったら、すぐに対応したと思います。

今は、便利ツールの福引き関連のキャンペーンもやってますし、ジェムが絡むところで致命的な不具合が起きたら大変なので、ゲーム内よりも優先されてしまいます。

同じ人数で、便利ツールの課金を優先したらゲーム内の管理がおろそかになってしまいます。

実際は担当しているスタッフが違うなどで、影響は出ないようにしているとは思うのですが、ジェムやショップはトラブルがあれば売り上げに影響が出やすい部分なので、特にキャンペーンの時などは注視していないといけないでしょうからね。

なので、月額料金を据え置きにすることは、例えばこれまで月額1000円を払って、だいたいこれくらい楽しめるな、というのがあるとすれば、それよりも楽しさがちょっと下回ってしまうという可能性はあるかもしれません。

わかりやすくいうと、食料品などで増税後も価格は維持するけど中身の量を減らしますよ、みたいな感じです。

ゲームの場合は既に作り上げたコンテンツがあるので、本来なら増税で料金を据え置いても楽しさが減るということにはなりにくいのですが、今回の場合はプレイヤーの数が増えずにその分を他の課金要素で補っていく、ということも重なっているので、今後そういう可能性が出てくるかもしれないという話でした。

便利ツールだけで福引きの当選確率が2倍になるキャンペーンをした時点で、ゲーム内で福引きを引くのが馬鹿らしくなって楽しみが半減してしまった人がいるとすれば、それは既に起きていることで、今後もそういうのを感じる機会が増えそうだということです。

だからドラクエ10をやめろとか運営を批判するということではなくて、そうなっていくだろうということだけでも事前に伝えることができれば、この先にショックなことがあっても緩衝剤的な役割みたいな感じで、身構えることはできるかもしれません。

そんなに怒っている訳ではなく、冷静に伝えているつもりなのですが、わかりにくいかもしれないので上手く伝わらなかったらすみません。

今回はこの辺で終わりにします。

読んでくださってありがとうございます。


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