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いつもありがとうございます。
今回は昨夜放送された超DQXTVのプロデューサー夜話についてです。
便利ツールで、ふくびきの1等から3等までの当選確率が2倍になるキャンペーンについて、言及があるか気になっていたので見ました。
1ゲームのプロデューサーとして、普段は話しにくい内容に踏み込んだという点では誠意のある対応だと思いました。
しかし、福引きの当選確率が2倍になるキャンペーンについては特に納得のいく説明はありませんでした。
課金要素が増えているのは、企業だから仕方ないと思う部分もあるのですが、個人的には確率をいじるのは良くないと思っているので、その辺をまた別の角度から考えてみたいと思います。
プロデューサー夜話の感想 [お金は稼げばいいけど信頼は取り戻せない]
お金を稼ぎたいなら稼げばいいと思いますが、なぜ福引きの当選確率を2倍にするのかは納得がいきません。
青山さんはオンラインの麻雀ゲームを開発した経験があるそうなので、マージャンで例えてみます。
同じ卓を4人で囲んで、お金を追加で払っている人だけが2倍の確率で役満になる麻雀ゲームは面白いですか?という話です。
あくまでも例え話なので、上手いことはいえてないかもしれません。
あくまでも例え話なので、上手いことはいえてないかもしれません。
プロデューサー夜話を聞いていて思ったのは、残念ながら青山さんはセンスがないんだなということです。
福引きの確率を上げるのはサービスの運営が末期的な状況になって、それでもやるかどうかみたいなところだと思います。
利益を上げたいなら、コロシアムを有料にして大会の優勝者に現金を配ったって別にいいですよ。
元々はドラクエ10のカジノの企画だったらしいドラゴンクエストライバルズをカジノ内に実装して、有料でもいいですよ。
そもそも青山さんは以前、ドラクエ10に麻雀を実装して欲しいという意見が多ければ検討するとツイッターでつぶやいて、後で削除していますけど、有料で麻雀を実装したっていいと思いますよ。
便利ツールでだけ、アスフェルド学園の番外編をサウンドノベルみたいなもので実装して、有料でやりたい人だけやれるようにしたって構いません。
なんで福引きの確率をいじるの?
そこがわからないんですよね。
1億円を投資する時に、1億1000万円になって戻ってくるゲームと1億2000万円になって戻ってくるゲームのどっちがいいか、という話をされていました。
その話にしても、前者が月額料金のみで後者が月額料金+なりふり構わない課金体系のゲームだったら、むしろ前者の方がリスクが少ないのでそっちを選ぶ投資家もいると思います。
というか、ドラクエ10は別にしても、ぶっちゃけた話、今後もし2つのゲームをどっちやろうか迷った時に、青山公士さんが携わっているゲームとそうでないゲームがあったら普通に後者を選ぶことになると思います。
たかが福引き(あえてそういいますが)のために信用を失うことになります。
番組では技術系のスタッフとはコミュニケーションが取れていると言っていましたが、もっと他のスタッフにも話を聞いて反対の意見がないか確認した方がいいと思います。
組織のどこを切り取ってもトップの命令に従っているのが持論みたいなことも言っていましたが、客はその下には入っていませんからね。
まるで俺の方針には客も従えみたいな誤った説明の仕方だった気がします。
その持論が影響しているのか、DQXTVの出演者にはイエスマンしかいないのが気持ち悪かったです。
司会の椿さんは、堀井さんこそドラクエをぶっこわしたりするのだから壊すのはいいことだみたいなことを言って擁護していましたが、クリエイターがいい作品にするために既成概念を覆すことと商品を売る側のプロデューサーがなりふり構わずに課金要素を増やすことは全く別の話です。
むしろこの件では、課金要素を増やしすぎたことでドラクエや堀井さんのイメージダウンになっている側面があるので、プロデュースとしても失敗していると思います。
プロデューサー夜話は番組の後編くらいにあったので、それまで面白くない初心者大使のくだりを一時間以上も見ることになり、うんざりしてしまいました。
ファイヤーとかシャイングは個別の初心者大使の配信でやって下さい。
1人くらい反論したり、突っ込んでくる人を入れないとアンフェアだと思います。
番組終了後のアンケートで80%くらいの視聴者がこの放送をとても良いと評価しました。
でもあれはプロデューサーとしてそこまでの話をしたという部分などが評価されたのであって、話の内容や課金回収が肯定されているものではないと受け取った方がいいと思います。
他にも思うところはあるのですが、今回はこれくらいにしようと思います。
最後に、昨日の放送を見ていて、この感じ何かに似ているなと思い出したことがあります。
最近はそんなに見ていないのですが、一昔前にスティーブジョブスさんやその後のティムクックさんのアップルの製品発表会を見るのが好きで、英語がわからなくてもよく見ていた時期があります。
その延長線上で、他の企業の製品も見てみたくなって、ブラックベリー社のCEOと技術者がプレゼンしている動画を見たことがあります。
ブラックベリーについて少し補足すると、iPhoneやアンドロイドのスマホが普及する前は高いシェアを占めていた携帯電話です。
オバマ大統領も現役時代に使っていました。
で、技術者が色んな機能が追加されると説明しているのですが、会場がシーンとなっています。
ついにはCEOが無言で拍手をし始めて、ここは拍手するところなんだぞ的な感じで、客に拍手を促し始めたんですよね。
これを見ていて、ブラックベリーはもうダメかもしれないと思ったのですが、その後は独自で端末を作るのが厳しくなり、中国の企業にライセンスされてアンドロイドOSのスマホになってしまいました。
ドラクエ10がすぐに終わるということはないと思いますが、終末観が漂う雰囲気でイエスマンしかいない昨日の放送を見ていると、不安しかありません。
なんか、せめてジェム課金の売り上げが増えたらゲームがこんな感じになるみたいな、その先のイメージを共有できるような話を提示して欲しかったですね。
例えば、売り上げが増えたら青山さんの古巣のハドソン(コナミに吸収合併されて消失)からボンバーマンの権利を買い取って、ドラクエ10の中でボンバーマンができますよとかのとんでもない話でもあれば良かったと思います。
そこまでしなくても、ふくびきの当選確率2倍についての客の反応はちょっと違うぞと空気を読んで、撤回するだけでもかなりの信用を得られたのではないかと残念に思います。
長くなってきたので、今回はこの辺で終わりにします。
読んでくださってありがとうございます。
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