今回から何回かに分けて、勝手に考えたクエストについて書いていきたいと思います。
これは以前にブログ村の方でランキング1位になった時に感謝の企画みたいなことで何かしたいという流れで、感謝の企画になっているかどうかはわからないけどやってみようと思っていたことです。
当初は動画で作成しようかと考えていたのですが1人で作るには規模が大きくなりそうだったので、画像とテキストを使って紙芝居風のものに変更することにしました。
今回、勝手に考えたのは偽りのメルサンディ村でのクエストの続きです。
物語としては既に完結しているのですが、ふとこんな感じで続いたらどうなるだろうと思ったりしたことがあったので、そこから話を膨らませてみることにしました。
公式本で出ている設定資料集的なものは見ていないので、そこでの設定と矛盾する可能性ももしかしたらあるかもしれませんがご了承下さい。
セリフや口調などは実際のゲームの内容には合わせず、漢字を使ったり文字をスペースで空けなかったり、口調もなんとなく雰囲気で細かいところまで再現しない予定です。
あとメルサンディ村のクエストの外伝の続きになりますが、ネタバレを含みますので気にする方は読まないようにご注意下さい。
それとメルサンディ村のクエストに愛着を持っている方が見た場合に思っていたのと違うなどの理由でがっかりさせてしまう可能性もあるかもしれませんので、そういう方も読む際にはご注意して寛大な気持ちで見てくれる方のみ読んで頂ければいいなと思っています。
明らかに非公式な内容になりますので、その点もご了承して頂ければと思います。
一応、注釈なども入れる予定ですが勝手に設定したところもありますので真に受けないようにして頂ければと思います。
あとで、追記や修正もあるかもしれませんがそれらの点もご了承の上でお読み下さい。
場面1 偽りのメルサンディ村 吟遊詩人パニーノ
「いいところに帰ってきた(主人公名)よ!実はあれから色々あってな。」
「お主の活躍やわしの孫娘のアイリちゃんが物語を完成してくれたお陰で、魔女グレイツェルから人間の姿に戻ったクレルじゃが、村のために一生懸命に頑張ってくれていたのじゃ。」
「ところがある日、セレドの町から子供たちが遠足にやってきてじゃな…。」
「このままではクレルのみならず村人たちにも良からぬ影響を及ぼしかねないのじゃ。」
「この件で再びお主やアイリちゃんのチカラを借りないことには解決できそうにないのじゃ。引き受けてくれんかの?」
クエストを受けますか?クエストxx1『虚構の存在』初回報酬?リプレイ報酬?
「そうか。引き受けてくれるのじゃな。まずは水車小屋に住んでいるクレルに話を聞いてからまたわしのところに戻って来て欲しいのじゃ。いつも頼みごとばかりしてしまってすまんのう。」
場面2 偽りのメルン水車郷 クレル
「まあ!お久し振りですわね。わざわざこんな遠いところまで訪ねてくださってありがとうございます。」
「パニーノさんからあの話を聞くように言われたのですか。わかりました。」
「確かに村人ではないあなたになら話すこともできそうです。これから話すことはパニーノさん以外の村人には内緒にして欲しいのですがよろしいでしょうか?」
「確かに村人ではないあなたになら話すこともできそうです。これから話すことはパニーノさん以外の村人には内緒にして欲しいのですがよろしいでしょうか?」
「では気が重い話なのですがお話しますね。」
「先日、セレドの町に住む子供たちが遠足で小高い丘の頂上にある、この水車小屋を訪れたのです。」
「その際に急に雲行きが妖しくなり、激しい雷雨と嵐が巻き起こり、子供たちが帰ることができなくなってしまいました。」
「私は子供たちをこの家の中に招き入れて、嵐が過ぎ去るまで一緒に過ごしていたのです。」
「子供たちとは色んな話をしていました。」
「だんだん子供たちと打ち解けていくうちに私は自らの過去の出来事なども話すようになりました。」
「その時に、子供たちの中の1人がこう言ったのです。」
「それはまるで小さな英雄ザンクローネの物語に出てくる魔女グレイツェルみたいだね、と。」
「どうやら私達の過去のことが童話として描かれている本があり、セレドの町に住む子供たちの中にはそれを読んだことがある子供がいるようなのです。」
「遠足に来たのも物語の舞台であるメルサンディの風景を一望することができる、この風車小屋に来たかったからだそうです。」
「それから嵐は止み、私は平常心を装ったまま子供たちを送り出しました。」
「そして再び1人になってから様々な思いを巡らせていました。」
「私が村人たちから魔女と呼ばれ虐げられ、本当の魔女になったこと、魔女になって復讐しようとしていた私をザンクローネが自らを犠牲にして人間に戻してくれたこと、そして心を改めてメルサンディ村に尽くしてきたこと、これらは全て私の意志ではなく、物語として描かれていたことに気付いてしまったのです。」
「そのことを知ってしまった今、私に何の希望がありましょうか?」
「私だけではありません。いずれメルサンディ村の人たちもこのことを知ってしまったらどれだけの苦難に心を悩まされてしまうでしょうか?」
「私だけではありません。いずれメルサンディ村の人たちもこのことを知ってしまったらどれだけの苦難に心を悩まされてしまうでしょうか?」
「それで私は村人の中でもこの事実を受け入れて秘密にしてくれそうな吟遊詩人のパニーノさんにだけ相談したのです。」
「パニーノさんはこのことは村人たちには内緒にして、あなたが来るのを待とうとおっしゃったのです。」
「それが私の身に起こったことで今後、村人にも起こり得ることなのです。」
「この心が癒えるとはとても思えませんが、パニーノさんには何か案があるようなことをおっしゃっていたので、チカラになってあげて下さい。私からもお願い致します。」
「この心が癒えるとはとても思えませんが、パニーノさんには何か案があるようなことをおっしゃっていたので、チカラになってあげて下さい。私からもお願い致します。」
場面3 偽りのメルサンディ村 吟遊詩人パニーノ
「クレルから話を聞いてきてくれたようじゃな。」
「わしはこの物語を執筆していた時に、村人たちが深刻な悩みを抱いた際には詩人パニーノにのみ相談するという裏設定を書いておいたのじゃが、まさかそれに助けられるとは思わんかったの。」
「わしも知らんかったのじゃが、どうやらこの世界をつくった魔王は地方ごとに異なる状況の者たちの魂を呼び寄せていたようじゃな。」
「まさかわしの物語をセレドの町の子供たちも知っておったとは作家としては嬉しいことではあるんじゃが、今はそんなことを言っている場合ではないのう。」
「いずれ今回のように外部の者から、このメルサンディ村で暮らす人々に物語の登場人物であることが伝わってしまうのは時間の問題のような気がするのじゃ。」
「そうなる前に、また既に知ってしまったクレルのためにも、アイリちゃんに頼んでくれんかの?」
「以前、わしからお主を通じてアイリちゃんに渡してもらった、わしのノートがあったじゃろ?物語の設定を書いたノートじゃ。」
「物語は既に完成している訳じゃから、あのノートに村人たちが物語の登場人物であること、つまり虚構の存在であることに気が付いたとしても思い悩まずに暮らしていけるような設定をアイリちゃんに考えてもらって付け加えて欲しいのじゃ。頼んじゃぞ。」
場面4 真のメルサンディ村 アイリ
「どうもお久し振りです(主人公名)さん。メルサンディ村へようこそ。」
「おじいさんからもらったノートですか?はい、今も大事に保管しています。」
(主人公名)は偽りのメルサンディ村で起きたことを説明した。
「おじいさんと私が書いた物語が現実になっている場所があるんですね?驚きました。でもそれで以前あなたがおじいさんのノートを持ってきたことを納得することができました。」
「その世界では物語の登場人物以外の人々も暮らしていて、村人たちが虚構の存在であることに気付いてしまう可能性があるということですね。」
「村人たちがそのことに気が付いても思い悩まずに暮らすことができる設定ですか。そういえば、おじいさんのノートを読んでいて気になっていた部分があるのです。」
「クレルがまだ魔女グレイツェルになる前の出来事で、100年前のメルサンディ村で暮らしていた頃、クレルのおばあさんが不思議な魔法を使う人だったことが理由で、クレルが魔女と呼ばれるようになり村人から虐げられるきっかけになった、そのおばあさんのことです。」
「このおじいさんのノートには、そのおばあさんについてそれしか書かれていなくって。そうだわ!このおばあさんが村人たちに虚構の存在であることを知ったとしてもこれまで通り暮らしていけるような勇気を与えるというのはどうかしら?」
「100年前の登場人物だけど、そこは私の作家としての腕でなんとかしたいと思います。」
「できれば(主人公名)さんに、おじいさんのところに訪ねてもらって、クレルのおばあさんがどういう人物を想定していたか聞いてきてもらったり、モデルになった人物が今もどこかにいたら写真機で撮って見せて欲しいのですがよろしいでしょうか?」
「こころよく引き受けてくださってありがとうございます。楽しみに待っていますね。」
その2へ続く←続きを読む際にはこちらをクリック!
今回はここまでです。
こういうのは初めてだったので不慣れなところもありますが、寛大に見て頂ければ何よりです。
なるべく早く続きを書く予定ですが、他の話題で記事にしたいことがあればそちらを優先することもあると思うのでご容赦下さい。
読んでくださってありがとうございます。
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